名月姫 豊能

大阪府豊能郡能勢町中部を西の府道104号片山側から東の106号、田尻側に通じる暮坂峠・逢坂峠・名月峠・坂井峠が越える。府道4号(茨木能勢線)が越える名月峠には、玉垣の内に宝篋印塔を挟んで二基の五輪塔が祀られています。
 明月姫(中央)・夫の能勢家包(左)・父の三松国春(右)の三石碑 
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名月姫の伝承は遠く離れた兵庫県尼崎市の尾浜八幡神社と、大阪府能勢の明月峠に其の墓所とされる宝篋印塔が建つ。物語の時代は平安時代だが・いずれの宝篋印塔も鎌倉時代のもので、尼崎市の方は市内最古のもの。北摂能勢のものは隅飾りの散蓮(蓮の葉一片が刻まれている)が能瀬地方特有の近江式装飾文といい、造立は少し新しい様だが同様に鎌倉時代後期のものとされます。
   明月峠から明月砦の在る丘陵を遠望
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摂津御園荘(尼崎市)の荘園領主の娘として生まれた明月姫が豪族の能勢氏に嫁ぎます。明月に譬えられる絶世の美女・明月姫の事を聞き神戸福原に遷都した平清盛は其の権勢と強引さで側室に迎えようとします。福原へと発つ途中・此の峠で自害し夫に貞節を果たしたとの伝承は、遠く離れた尼崎と能勢の展開が少し変わりますが、登場人物や概要に共通点は多く、この点でもよく似た伝説が珍しいですね。此れより目的地の明月砦に向かいます。

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