向山連山の花旅と山城 丹波市

日本一低い谷中分水界のある「水分れ公園」のいそ部神社(石生の名の起こり)鳥居から赤い橋を渡る左手(川上)に、其の水分れの分岐溝がある。直接高谷川へ直進西へ下る谷川の堤防沿いの両側には今が盛り…八重桜等の並木が続く桜の名所。
水分れ公園・滝の広場
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高谷川は石生から穂壷城東北麓で柏原川を併せ、旧佐治川・葛野川と合流して加古川となり瀬戸内海へ、また一方の流れは石生から狭い南西入口の歌道谷(うとうだに)を抜けて黒井盆地のほぼ中央部を東へ向い竹田川となり、
   いそ部神社
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福知山市境の田野城(イノギ城)の下で土師川と合流、福知山城の北で綾部市方面からの由良川に流れ出て日本海に。”日本一低い谷中分水界”を二つの流域と、其れを繋ぐ氷上回廊の眺望と、
   水分れ(基点)
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旧氷上郡(丹波市)・天田郡(福知山市)・何鹿<いかるが>郡(綾部市)三郡から、京丹後方面にも覇権を延ばし山名氏の但馬竹田城をも落とした[丹波の赤鬼]こと荻野直正の黒井城本城を正面に望む、
  観音堂登山口の桜
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今年(2020年)明智光秀の大河ドラマの登場するであろう荻野直正や本家・赤井氏の諸城光秀方の黒井城包囲の陣城や付城群の多くが俯瞰でき、一度は智将‼?光秀を敗走させた丹波最強・最大の敵でもあった荻野直正と展開した合戦絵巻の
登山口から三ノ山への急斜面の登行を和らげてくれるのがミツバツツジ
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丹波国平定最後の合戦場や、双方の城砦群・付城群配置位置を直に確認しながら想像してみることが出来るのも、滅多と体験することが出来ない?向山連山縦走の醍醐味 更にこの時期(4月上旬‐下旬まで)だけは格別の[花の山旅]が満喫できるシーズン…
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何が…と問われても返す言葉は[ヒカゲツツジ]それもヒカゲツツジのトンネルを何度も潜って辿るプロムナード。随所に現れる岩場・岩稜と平場から前景にヒカゲツツジの淡い黄緑色の花や、白やピンクがかった馬酔木。  
岩座展望所から臨む氷上盆地

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遠目には辿ってきた峰々と山肌を装う山桜やタムシバや分水界・氷上盆地や黒井盆地が望まれる展望所。観音堂登山口からのコース順からは、滝山古墳のある二の山(4等300m)、岩座展望所からは氷上盆地の正面にカンジョウジ城(横田城)・穂壺城・高見城…、
  三ノ山から現われるヒカゲツツジ越に望む四ノ山
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三の山の西尾根端・岩棚の麓は黒井盆地入口の歌道谷・三の山からの尾根下りでヒカゲツツジに初お目見え、四の山(511m)山頂部は堀切・低土塁や腰曲輪もある四ノ山城(天ヶ嶽砦)‹仮称›。北山裾に朝日城(直正が荻野家に養子入りした城)や、
亜炭展望所のアセビ
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才丸(直正の幼名)初陣の野山城・本拠:黒井城や千丈寺砦をはじめ各尾根先の砦群。茶臼山城小富士山城の光秀本陣も…。これら眺望良好の位置だけに四ノ山城も朝日城とともに明智方付城群の一となったのかも。余り気付かれず関心も寄せられていないようで、
四ノ山山頂の低土塁・左に黒井城を望む越曲輪・正面には二段程曲輪…
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素通りされているが連山縦走コース中に二つの山城があり、もう一つが縦走フイニッシュとなる清水山手前の珪石山からの激下り:水分れ公園上方にある石生西河原城。城域背後に二重堀切りと尾根筋下に広い曲輪。無数の極小規模曲輪に土塁もなく切岸も浅く防備性は乏しいが最下段が分水界展望所。
四ノ山城東端の堀切
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切岸下には唯一?竪堀と竪土塁?をみる。領内監視位置でないので在地領主の城とは思えないが、いそ部神社の寄進者:芦田氏関連を推察すれば二つの山城は:細川氏内紛に翻弄され二派に分裂し・其の代理戦争ともされるが実体が不明確な香良合戦に起因したか、
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天正期の荻野直正を攻める明智方の付城なら、柏原城を本陣に黒井盆地に雪崩込める絶好の最前線駐屯地が西河原城?。さて…向山連山花旅の核心部が四ノ山から始まる岩稜歩き:松の台展望所から深坂北峰(521m)を過ぎ、ツツジが岡展望所にかけてのヒカゲツツジのトンネルだが、
  珪石山の鉱山跡
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登山道整備等での伐採や植生の衰えからか以前の様な花のトンネル潜りの期待は半減しそう?だが・未だ蕾も見掛けるので、見頃は例年通り10‐15日ほど先か?。変わった山名のガエルゴ(蛙子)峰562mがある。山頂の蛙に似た岩が子ガエルを背に乗せた形に似ているからだろうか?。
 石生西河原城の最南端部尾根続きの二重堀切
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此れよりコースは見誤り易くなるので道標を見失わないようにしながら清水山・鳳翔寺へ下るコースを進む。途中鉱山跡の珪石山を覗いてみるのも…。但し此処から水分れ公園へは延々続くフィックスロープ伝いの激急斜面の連続で石生西河原城を経て水分れ公園・いそ部神社へ降りてくる。

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