名柄芦砦・名柄芦北城 篠山市

R176号「長安寺」交差点を左折し県道140号線を東へ・・・篠山市岡野地区に入って「ユニトピアささやま」分岐の看板を見送る分岐点「八代」の春日神社・大歳神社裏の森一帯には大野城があり、直ぐ大野バス停・ そして次の今福バス停を北へ直進する正面に八幡社の鳥居と石階段が見え、
 正面の丘陵上に名柄芦砦・中央に名柄芦北城と盃ヶ嶽を望む
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県道沿いに田圃が拡がる左手前方に「旧多紀教育会館」が建つ。盃ヶ嶽から南へ延び出す低丘陵尾根の最先端部が教育会館と周辺の盃山団地に迫る裏庭(尾根先)に今福城があり天文年間(1532-55)今福・畑郷周辺を勢力下に持っていた城主が畑氏。畑氏が盃山(盃ヶ嶽・狼煙山)に築いた城砦を今福城の詰城にしたのでは?と推察し、
 神社背後に塹壕状?空堀と綺麗な曲輪
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今福の八幡社裏山に砦を・・・更に尾根続き木枝を手掛かりの激急斜面の丘陵上にも城趾遺構があり、扇状の末広がり!?切岸をもつ曲輪が連続して幾重にも上方に積み重ねたような形状の縄張りは近在には珍しく・尾根続きの城域末端には堀切もある。とても畑氏の詰城とは考え難く陣城か?…
  名柄芦砦:南面切岸から南曲輪と主郭の古墳マウンド
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更に続く急斜面のピークに建つ丹波県民局の「今福反射板」施設まで登ってみるが、直ぐ其処に見える盃山まで距離は近いが踏み跡なく藪漕ぎと起伏を越えた更に先。何より今福の畑氏以外にも:周辺に城砦(城主等城史不明)は多く、矢代・西浜谷・東浜谷・熊谷・郡家…等一帯を睥睨する盃ヶ嶽だけに、
 名柄芦砦:主郭から北面曲輪端の土塁(切岸4mほど)
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如何な勢力であったか不詳だが明智光秀「八上城攻略」前哨の周辺の城攻めに天正6年(1578)矢代城・遊谷城等と共に落城した畑氏の詰城とも思えない。今福城が館城でなく居館なら”西浜谷北背後から東浜谷の春日神社西の丘陵尾根間にある別荘城(仮称 西浜谷別荘・今福…レポートは後日)が距離的にも?城の規模から観ても適地かと…!!?。
名柄芦北城:尾根幅前面を塞ぐ階段状に切岸加工の段曲輪群が現れる!!
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さてスタート地点とした八幡社に戻って名柄芦砦に向かう…が、此の八幡社山麓東のお寺裏の山林に”明治37年4月7日6時35分頃隕石が落下。正に八幡社から「名柄芦砦(仮称)」に向かい歩き出した付近か?。落下した日時が確認されており、目撃者もある隕石は鉄の成分が非常に高い(94.85%が鉄)岡野隕石”サイズ11.1cmx18cm・重さ4.74kg”は京都大学総合博物館に「隕鉄 岡野号」と名付けられ保管されている。【神戸新聞 2021.3.7付 落下地点の山林に記念碑が設置され現地で式典があった旨記事を見た】
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山城を巡り「旧多紀教育会館」近くに戻ってきた際・圃場で作業中の方と立ち話していて、八幡社のある山の山主さんで、側にある丘陵部の「今福城」や大野城の存在はご存知だったが、持山が山城跡とは気付かれていなかったよう。曲輪が古墳のマウンド(名柄芦1号墳)を利用したもので城砦名を「名柄芦砦」とした。
 露岩を抱く主郭南面の切岸
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今福城と関連する砦のようで麓民家には畑姓もある。遺構は八幡社直ぐ裏手の空堀・曲輪遺構?から始まり、浅い堀切道?(山道)が名柄芦1号墳(前方後円墳 径25m・高4m)にまで延びる。北面下部に観る曲輪・土塁は古墳の周溝であったか!!?、尾根続き緩斜面に名柄芦2号墳(円墳 径12m・高2m)もあるが…
  名柄芦北城の主郭(主曲輪)
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此処から更に7-800m程?続く登り尾根は、積もり重なる落葉に足を掬われ・愈々急峻となり立木を手掛かりの登行となるが、気付けば上方には3-5mほどの切岸・曲輪が階段状に、しかも左右にも広がり幾重にも重なり山上部主郭まで積み上がる。所在は「今福」だが名柄芦砦も尾根続きなのいで名柄芦北城(仮称)とする。
 主郭背後の堀切
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地理院標準地図と「赤色立体地図 PRIM10_2016(無料DL可)」を見比べて観ると驚いた。近在には無さそうな特異な縄張りが見えてくる。巻貝?の螺層を思わせる様な横に広がる切岸と曲輪が末広がりに重なり、山上の主郭は差詰め”殻頂”といったところか!!。主郭北東端に堀切があるが、此の先尾根続きも激急斜面の登上で
 今福反射板(電波施設)から東(左手)に熊谷西城・遊谷城:西(右手)に名柄芦の城や今福城
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ピークには丹波県民局今福反射板(電波施設)が建ち、盃山へも遠くない筈だが踏み跡薄く方向さえ見失いそうな深い藪漕ぎになりそう…なので盃山山頂を諦め、下方に浜谷池は見えないが池を挟む西浜谷・東浜谷集落への二つの尾根筋が望めるので、西浜谷側尾根筋を盃山登山口の東浜谷の春日神社を目指して下ることにした。     
 地図表示位置を中にして南下に名柄芦砦・北上に名柄芦北城がある  


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