丹波霧: 石金山

ここのところ連日好天が続き 深い霧にとざされ 乳白色のしじまの中に 時々走り抜けてゆく車のタイヤを擦る音だけが聞こえてくる・・・・・・丹波の霧の里に 陽の光りが射しこむ時間は遅く、霧が晴れ・青い空と明るく暖かな日差しに照り映えるのは10時過ぎ頃。
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この霧が栗・霧芋・黒豆・大納言小豆等の丹波特産とされる独自の秋の味覚を育(はぐく)み、日増しに冷え込む大気の中で 徐々に樹木は紅葉を重ねてきます。年に一度は何処かへ「丹波の霧海」を観賞に出かけてみます。展望所は幾つも在りますが、展望所まで車で行けるポイントも在りますが・・。
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今日は近場の石金山(ふるさと兵庫50山の一)へ・・・毎年登るが、まだブログでは紹介していなかったようですネ。高見城山と同様に此処も360度の展望。五台山もふるさと兵庫50山の一で登山と霧海を、猪ノ口山は氷上郡(丹波市)から天田郡(旧福知山市)や何鹿(いかるが)郡(綾部市・福知山市の一部)を領し、一時は但馬竹田城をも落とした奥丹波の赤鬼:赤井直正の黒井城跡(保月城)で、黒井盆地を眼下に山城を共に楽しめる展望地です。但馬竹田城が天空の城として、霧海では全国的に有名で、この観光スポットになっていますが・・
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気温の上昇と共に南方の播磨:西脇市側の霧が流れ出します。時にビッグウエーブのように、捲き上がり流れ落ち込む様に流れるが動きはスローモーション。北方間近の蛇山・和田岩尾城の山頂部が篠ヶ峰を背にして島の様に浮かび上がっています。しかし北方(丹波市氷上町側)は白い海の底で、あけ始めるにはマダマダ時間がかかりそうなので下山にかかる。
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登山口の小新屋観音も知られざる紅葉の名所!! 其の名所?の名物:風流な屋根付きの橋は、なぜか取り外されナンの変哲も無いコンクリート橋に付け替えられていた。屋根橋の上に奉納され付けられていた木造り・木車の手押し車(京都市梅ヶ畑・・参詣され祈願成就し納められたもの)は本堂袋戸棚の上に放り上がられた様に載せてある。
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祈願者が奉納していった松葉杖等も見かけない・・?。伝説の地に霊験を頼って御参りする人もなく、紅葉の美しさを愛で、谷川の水音に耳をかたむける人も、そんな隠れスポットは忘れ去られて、やがて山裾・里の奥に鎮座する殺風景な寺社へ わざわざ散策に訪れる人も無く 犬を散歩させる人影も やがて消えてしまうのでは・・・・そんな気がしてきた。
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名刹さえ山奥の辺鄙さから回避され麓へ移り、廃寺となったところは多い。小さな幅狭な「屋根付橋」が一つ無いだけで、明るくはなったが本堂に向う気持ちからは、霊験を感じる軽い緊張感も消されて味気ない気がする。 

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