名無し木 篠山市

南丹市から天引峠を越え城東の日置では剛山(井上城)四季山(麓に馬洗池の伝承)を過ぎ旧道は古市の旧街道筋を抜けるが【R176号「古市」交差点を右折】してJR「不来坂」踏切を越えるR372号は今田ー上鴨川ー上三草ー加東市ー小野市ー三木市へ向かう。
   JR不来坂踏切(新旧R372合流点)
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此のコースは:一の谷(鵯越)・須磨浦に拠る平家追討に向かう有名な”一の谷合戦”に繋がる義経進軍ルート。其の前哨戦ともなった三草山合戦が1184年2月。三草に陣した平家が待ち構えていたが、中々義経軍が来ない…トころから不来坂<この坂>は「来ぬ坂」の名もある!?。逆に平氏方が来ていると推測していたが居なかったので平氏”不来(こぬ)坂”とも…義経の進軍開始は雪の日の夕刻、小野原に陣し・三草陣に夜襲を掛け快勝している。
  不来坂踏切から丸山(263m)
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【蛇足ながら】明智光秀が八上城を攻略中の天正5年:のルート?を逆に三木の別所氏が姻戚関係にあった波多野氏に援軍を送り、小野原・不来坂・高仙寺…等で戦ったが別所方が退去したという。八上城包囲の付城が不来坂付近にあれば此処!!が最適所…と思えた古市駅近くに小山が二つある。
不来坂に向かう先にトンガリ山(620m)<四斗谷奥から黒石に降りる。義経進軍に関る伝承・会峰の名あり>
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R176号「古市」交差点を右折して直ぐの263m峰は日出坂からの侵攻・不来坂付近の監視も可能だが、防災無線施設があるだけ。此処と思える位置も狭く削平地もなし。JR線北の260m峰も中腹に稲荷社・八幡社?、山上に愛宕社を祀る祠があるが、不来坂(今田方面)の監視は眺望効かず…内容共に道草になってしまい撤退!!
 
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旧高仙寺や松尾山城へ通じる住山への入口(260m峰)・R372号歩行者用側道側に名無し木の案内説明板が立つ。義経伝説は其の主従ともに篠山市内にも各所に残るが其の一。ただ福住・小野新(延喜式山陰道の馬屋<駅>があった)から荒木城下を抜ける別ルート?の細工所砦側の那須与一伝承笛吹山城麓にもある。
    4代目(平成23年9月植樹)の名無し木
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不来坂を前に山麓で軍を整え、其の中腹にあった八幡社に武運長久を祈願し、使っていた馬の鞭を地面に突き刺し「源家長久ならば、芽を生じ盛大に繁茂せん」と言って合戦に向かった。後日鞭は見事に芽を吹き、大木に成長した。樹齢459年(寛永19年)風も無きに倒れ、昔から村人の誰もが木の名を知らず「ななし木」と呼ぶようになった。現在は四代目で平成23年9月に植樹されたばかりの若木。名無し木は春の彼岸時期に淡いピンク色の花を咲かせるハルニレで東北地方に見られ、当地方では珍しい落葉高木。関西以西には普通に自生する「アキニレ」はあるが…【現地:古市地区まちづくり協議会説明板 参照】

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